半田晴子個展「synthesis」トークイベント

 

 

こちらは2014年の半田晴子×室井良輔「コラージュ、インダストリアル」展の関連ツイートです↓

 

 

半田晴子個展 「synthesis」
会期:2016年3月24日(木)~27日(日)、31日(木)~4月3日(日)
   平日16:00~20:00、土日13:00~20:00(3月26日は19時まで)

会場:space dike
住所:〒111-0021 東京都台東区日本堤2-18-4
   東京メトロ日比谷線三ノ輪駅3番出口 徒歩5分
 入場料:300円

■イベント・スケジュール(※イベント参加費には入場料が含まれています)
3月26日(土)【音楽】16:00~
ライブ:「人数」直嶋岳史(音楽家)&平間貴大(新・方法主義者)、齋藤祐平
参加費1,000円+ワンドリンクオーダー
※ライブ終了後、半田も交えミニトークを予定しています。

3月27日(日) 【写真】18:00~
トーク:福居伸宏(アーティスト/写真家/291workshop主催)、半田晴子(美術家)
参加費500円+ワンドリンクオーダー、

4月2日(土) 18:00~
座談会:space dike(畔柳寿宏、畔柳佐季子)、半田晴子
参加費300円(入場料)+ワンドリンクオーダー

4月3日(日) 【美術】18:00~
トーク:浦野玄馬(外美術)、室井良輔(木工職)、半田晴子
参加費500円+ワンドリンクオーダー

http://spacedike.blogspot.jp/2016/03/handasynthesis.html

2016.2.6 野方ハイツ講評会 山崎由紀子

昨日に引き続き先日の野方ハイツ講評会です。堺友里さんの分はこちら→(http://d.hatena.ne.jp/recorded/20160302

togetterはこちら→http://togetter.com/li/935310


日常でネットとかに流れたり転がっている画像を資料としてスクショを撮って膨大な量をストックするのがクセみたいな感じであるんですけど、そういうのを、絵を描こうとしたときにまず(壁に)貼りだしてます。スクリーンショットを画像保存すると、時系列に保存されていくから、だいたい最近はこういう感じのテンションとかというのが、制作しているときとか貼っているときにわかったりします。

最近は植物の展示をしないといけないというのが決まっているので緑が多かったりします。その時々でちょっと気になったものとかを、検索したりしてます。ここにあるのはレトロな男女のラブシーンの様なのを描こうと思って画像を探しました。
画像をパソコンとかで一回完成図を作っちゃってから忠実に描いたりします。画像を組み合わせようと思って見比べて組み直しをパソコンなり頭の中で作って、キャンバスとかで再構成する感じでデザインぽい感じもあるけど、そういう意識で描いています。


これとかも完成図を一回作ってて、最後の青い線を入れるところまで行って、本当はこのハイライトがあるパイプみたいな青にするつもりだったんですけど、この方が力がある感じで良いのかなと思って、これは止めて、ここで終わりにしたやつなんですけど、そういうのもあります。ここで止めておこうみたいな。

これも元々カラーのチューリップで黄色かなんかの画像だったんですけど、モノクロで描くのにわざわざ色を無くしてコントラストを強くして、白い所が際立って花の部分が良い感じに溶けるみたいになって、白にしました。これは画像を作っちゃってから再現しました。観ている側とモチーフにしている対象の距離感を気にしていて、あんまり奥行きがありすぎないようにというのをどこかいつも気を付けていて、こういう線を入れたりしてもう一つフィルターを入れるように、あくまでも平面的なもののようなバランスが好きです。

この後に来場者との質疑応答があります。堺さんの回もそうですが、解説部分よりも質疑応答の方が長いです。

山崎さんも(!)3/5から個展を控えております。
2016年3月5日 - 13日
「きみの、グリーン」
会場:QUANTUMGALLERY&STUDIO(QG&S)、NEWTON(ギャラリーと額縁屋さんの二ヶ所同時展示)


2016.2.6 野方ハイツ講評会 堺友里

先日行われた野方ハイツの講評会は無事終了しました。お越し頂いた皆様ありがとうございました。
みそにこみおでんさんが (ID:みそむーおでん)でyoutubeに様子をアップロードしてくださいました。→https://www.youtube.com/playlist?list=PLc2jNFflixQd1QSX_5JwHIYqGxV5hvM8e
講評会の参加者は8名+当日参加の2名で、公開okの参加者のみ動画を公開しています。

togetterにもまとめられています→http://togetter.com/li/935310
いきさつなど後で詳しく書ければなと思います。

堺さんは3/4から6日までイエローハウスで個展があります。

堺友里個展「あたかも画廊のような雰囲気のこの空間は」
会期:3/4(金)~3/6(日)
時間:13時頃~終電頃
場所:イエローハウス(東日本橋馬喰横山http://yellowhouse.tokyo/

というわけでまずは堺友里さんの自作解説部分です。

堺友里です。私の作品の全体のコンセプトというか、さっき他の人の話を聞いていて気が付いたんですけど、私は絵を描きたいというより、このキャラクターを描きたいという事が先行しています。このキャラクターは昔はもうちょっと具体的な女の子で、自分に近い存在でした。それが六年前くらいです。それが自分と近すぎて、もうちょっと距離を置きたいなというのがあって、だんだん退化していって、こういう目と口とマルみたいなことになりました。
キャラが存在している所というのが、自分の存在しているところではなくて、もうちょっと次元の違う所にいる、けど自分の分身のようなやつらがどっかにいるというのを感じています。私が表に出してやりというよりは、向こうから表に出たいと言っているような気がして、それを描いています。そのキャラを描きたいという事と、それを描いて、自分の身の回りにあるチラシとか文字とかを入れる事で、その境界をこっち側に寄せたいなというのがあって絵を描いています。
今回の作品については、このキャラクターがいっぱいあるというのが前提で、この文字は、デザインとかwebの時に使うダミー文章という一連のものが何種類か、lorem ipsumというのがあるんですけど、それをいっぱい描いています。自分でなんで描いたんだろうと思ったんですけど、このキャラがいると、こっちが余白になってしまうので、その間を埋めたかったっていうのがあって、ダミーの文章を入れています。
色とかはなんとなくキャラを引き立たせるためなんですが、それも自分の中で、身の回りのものによって変化させる所があって、ここに引越屋のチラシがあるんですけど、それが自分の使っている色とほとんど一緒で、このチラシに合わせようということで、最初は絵には無かった赤とかは、このチラシを見てから描きました。絵として良くというよりは、キャラが画面の中で引き立つとか、そういうものを描いているなという感じです。いろんな素材も使ったりしています。
あとドローイングは壁に貼っているのが10枚で、あとは封筒に入っています。紙がまず40枚あります。コラージュをしているんですけど、コラージュの素材は、私が前に住んでいた家に、私の前に住んでいた人宛に届いた不動産屋のチラシを使いました。1日1作品作りました。キャラが入っているのと、その日の日付が入っています。封筒に入れているのは、そのチラシが届いた時にその封筒に入っていたので、作品を作った後にまた戻そうという事で封筒にいれています。ドローイングの方のルールとしては、絵の具、コラージュ、キャラ、チラシに入っている文字を入れるというものです。外にある作品は、ずっと加筆していこうとしているもので、「外」という文字が入っているので、外に置いてあります。
という感じです。

この後に来場者との質疑応答があります。そちらも凄く面白いので是非動画をご覧下さい。