大友良英のjamjamラジオにゲストでドラびでおが出ていてかなり面白かった。
http://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/jam/
↑リンクからpodcastが聴けます。
ドラびでおに至るまでの経緯も凄く面白くて、特にpodcast用の部分でI.S.O.の頃の、シンバル一つだけで演奏していた時と、ドラびでおでの演奏が「同じだ」と言い出した時で、初めは全然ちがうじゃないか、と思ったんだけど、、、

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I「ドラムはね、基本的に避けてました」
O「音楽をもう一回やろうっていう時に?」
I「そうそう、もう色んなさっき言った琴みたいなのを作ったり、、」
O「なんか自作楽器だったよね、見る度に毎回違う自作楽器でしたね」
I「うんうん、ただあのやっぱスティックを振ると、それまでに身につけたものがでちゃうんですね、ロックみたいになったりジャズになったり、、」
O「ああよくわかる」
I「それが嫌で自分の事をやり始めたのに、それがこう出ちゃう。それがものすごい嫌で自分の楽器を止めてたんですよね」
O 「凄いよくわかる、俺も同じ時期にギターはほとんど弾いてなくてターンテーブルばっかりだったんだけど、そんなにギターで大成したとかなくてむしろヘタだったんだけど、ギターもっちゃうとやっぱり出ちゃうんだよね、でそこから避けたいというのがものすごいあって、ターンテーブルとかエレクトロニクスとかは凄くそういう意味ではあの自由になれた感じがしましたね、それで、でもそろそろ一緒にやりだす頃はドラムセットもやりだしたんじゃないですか再び?」
I 「そうですね、ただ今度はエレクトロニクスとかに不自由を感じはじめた(笑)やってて。やっぱ思う事が、、自分で作った楽器だけど、できない事があったりするじゃないですか、それで自分の表現方法が卓越しとるのがパーカッション、ドラム。それがどうしても行ったり来たり、組み合わせてみたり、超試行錯誤」
O 「の時期が90年代の中頃のあの時期だったんだね、だからさっき本編でも流したI.S.O.とかも形が定まってなかったもんね、俺も含めて試行錯誤してたよね。それでヨーロッパツアー中にどんどん、三人で毎日演奏して行く中で楽器が解体していったんだよね、で最小限の編成になって行くっていう。あれが90 年代後半?そっからまたドラびでおまでまたもの凄い飛躍があるんじゃないですか?」
I「そうですよね、ただ僕I.S.O.とドラびでおは一緒のもんやと思ってる(笑)」
O「一楽君の中では繋がってんの?うっそー、繋がってるんだ(笑)」
I「ほら今シンバル一個でやってるじゃないですか」
O 「そうそう、最終的にI.S.O.はシンバル一個だけになったんだよね、見た事無い人は想像つかないと思うんですけど、こんな体のでかい一楽君がドラムの椅子に座って、前に直径15センチ位?のちっちゃいシンバルが一個だけポコンとあるだけなんだよ。それでこの人は一時間とか二時間平気で演奏しますからね」
I「ほらドラびでおってほら、ある程度メモリーされたものを一挙にこうバーンと出すじゃないですか」
O「そうだね、うんうん」
I「でシンバルの中にもメモリーされた音がたくさんあるんですよね、、」
O「おお、良い事いうねぇ」
I「それをこう引き出すだけで、、」
O「そういう意味では一緒って言う事、うんうん」
I「でI.S.O.やりながらドラびでおは考えついた所があるんで、」
O「そうだよね、I.S.O.と平行してドラびでおが別の所で始まったっていう」
I「だから逆に言ったらI.S.O.があるからドラびでおができるし、ドラびでおがあるからI.S.O.ができてたんですよ、両極に自分の中であって、なおかつ、コンセプチュアル的に一緒な部分があるから」
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って言う感じでpodcastは続いて行くけど、
このデジタルでもアナログでもメモリーを引き出すという点では同じだっていうのが凄い!!!メモリーっていうのをアナログにも適用するという!!!!!!!!!


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