2016.2.6 野方ハイツ講評会 山崎由紀子

昨日に引き続き先日の野方ハイツ講評会です。堺友里さんの分はこちら→(http://d.hatena.ne.jp/recorded/20160302

togetterはこちら→http://togetter.com/li/935310


日常でネットとかに流れたり転がっている画像を資料としてスクショを撮って膨大な量をストックするのがクセみたいな感じであるんですけど、そういうのを、絵を描こうとしたときにまず(壁に)貼りだしてます。スクリーンショットを画像保存すると、時系列に保存されていくから、だいたい最近はこういう感じのテンションとかというのが、制作しているときとか貼っているときにわかったりします。

最近は植物の展示をしないといけないというのが決まっているので緑が多かったりします。その時々でちょっと気になったものとかを、検索したりしてます。ここにあるのはレトロな男女のラブシーンの様なのを描こうと思って画像を探しました。
画像をパソコンとかで一回完成図を作っちゃってから忠実に描いたりします。画像を組み合わせようと思って見比べて組み直しをパソコンなり頭の中で作って、キャンバスとかで再構成する感じでデザインぽい感じもあるけど、そういう意識で描いています。


これとかも完成図を一回作ってて、最後の青い線を入れるところまで行って、本当はこのハイライトがあるパイプみたいな青にするつもりだったんですけど、この方が力がある感じで良いのかなと思って、これは止めて、ここで終わりにしたやつなんですけど、そういうのもあります。ここで止めておこうみたいな。

これも元々カラーのチューリップで黄色かなんかの画像だったんですけど、モノクロで描くのにわざわざ色を無くしてコントラストを強くして、白い所が際立って花の部分が良い感じに溶けるみたいになって、白にしました。これは画像を作っちゃってから再現しました。観ている側とモチーフにしている対象の距離感を気にしていて、あんまり奥行きがありすぎないようにというのをどこかいつも気を付けていて、こういう線を入れたりしてもう一つフィルターを入れるように、あくまでも平面的なもののようなバランスが好きです。

この後に来場者との質疑応答があります。堺さんの回もそうですが、解説部分よりも質疑応答の方が長いです。

山崎さんも(!)3/5から個展を控えております。
2016年3月5日 - 13日
「きみの、グリーン」
会場:QUANTUMGALLERY&STUDIO(QG&S)、NEWTON(ギャラリーと額縁屋さんの二ヶ所同時展示)